夏の末(サㇰケㇱ)を愉しく記念館で過ごす82人

アイヌは、サㇰパ(sak-pa 夏年)とマタパ(mata-pa 冬年)が交代に現れて1年を構成すると考えていました。

夏(春から秋)は活動の時季であり、そこには生き生きとした生活があり、冬は冬眠の時季である。

夏を「海辺で」という意味で、冬を「山奥で」という意味で言い表す。「パイカㇽpaykal」は「(活動の)季節がめぐって来た」で、秋を「サㇰケㇱsak-kes」「夏の末」とよぶ。

            参照;知里真志保「地名と伝説」『室蘭市のアイヌ語地名』