きっと愛する家族に繋がる大切なふるさとの風景の一つがペナウンサキぺナイなのです。
『高吉さんは、長老として尊敬されており牛馬の病気などにも詳しく頼りにされていました。』と登別に住む相原さんは以前シロカニペにそう書いてくれました。
アイヌの人たちにとって何かを成し遂げていくには大変な時代で、それでも知恵を絞り助け合いながら、この時代を乗り越えて行ったのでしょう。それは幸恵さんも同じで
あのペナウンサキぺナイの可愛い馬に例え、まるで物語のように母であるナミさんに語り乗り越えていってます。(大正9年5月の手紙)そして手紙の最後に…
こんなにつまらぬ夢のために一夜をねむれずに過ごしてしまったのが馬鹿らしくてなりませんでした。と、結んでいます。
私には、もう、くよくよする時間はもったいない!
と言っているかのように聞こえます。
もしかしたら…私が思う以上に
強く逞しいのかもしれません。
知里幸恵さんという女性は〜