5月6日に、銀のしずく記念館主催でフンベ山散策会を実施しました。
この散策会は参加者も一緒にそれぞれの知識を持ち寄って語り合います。
また、5月に開催した理由は、花期を迎えた植物たちを楽しむためです。
フンベ山には名前の由来とされるアイヌのお話があり、フンベとは「クジラ」を意味します。地名には言い伝えや動物や植物といった生活資源、交通路や生業、信仰や儀式など暮らしと深い関わりがあるため、北海道には同じ、または類似した地名が複数存在します。フンベ山にはかつて儀式を行う場所へ上るために通った枯れ沢「ヌサウンコッ」があり、標高59m地点からは数キロ先にある「ハシナウシ」と呼ばれる海の幣場が見渡せます。
足元ではオオバナノエンレイソウやスミレの仲間たち、散策路の分岐地点では満開のエゾヤマザクラが私たちを迎えてくれていました。